ここからの布のページでは古布屋黒沢さんに
いろいろ教えて頂き、貴重な布も譲って
頂きました。また、スワミパパさんにもご
協力頂きました。ありがとうございます
柄にもそれぞれ意味があります。
このページの布はテンガナンで織られたものです。
縦か横の糸が染められているのがイカットで、
経緯絣のイカットはグリンシンと呼ばれ、とても
手の込んだ織物です。
こちらは 経糸・緯糸 の両方を染めて、合わさっ
た部分の柄にくるいの出ないよう慎重に両方の
糸を括り、天然の染料で織る模様 に合わせて
糸を部分染めし色ごとに乾かします。更 に吉日
にしか糸を紡 がず、染めず、織らず、実際に1枚
の布の織 り上げには小さいものでも3年、大きな
物だと 5年から 10年以上の歳月が掛かることも
あり、 高度な技術を必要とすることで有名です。
婚礼にも使われる事があるので、女の子が産まれ
ると、結婚までに時間をかけて丁寧に織ると言う
話しもあります。

「グリンシン」 には”無病息災 ””魔よけ”の意味が
あります。

現在はインドの一部とテンガナン、日本でしか
縦横絣は織られない様です。日本の紬、伝統
を受け継いでいって欲しいですね〜
これはグリンシンを
織る時の糸です。
こんなに細くて細
かく染められてい
るんですよ〜!
この状態を見られ
るのは大変貴重
な事です〜